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距離が近いだけでも好きになる?
私たちは「身近」にいる人に対して、好意を抱く傾向があります。
「同じクラス」「同じ職場」「席が近い」などの理由だけで好意を抱くこともあるようです。
これを近接性の原理といいます。
ニューヨーク州立大学のクインは、130名に対して職場おける恋愛について研究しました。
その結果、お互いの席が近いかどうかが、重要な要因であることが分かりました。
近くにいる人に対して、親密な気持ちになるということです。
恋愛の初期は身近にいることが重要!
近くにいればなぜ好意を抱くのでしょうか?
それは近くにいるほど、お互い顔を合わす機会も増え、言葉をかわす頻度も増えるからです。
遠くの席の人にはわざわざ寄って行って挨拶をしに行かないことがあるかもしませんが、隣の席であれば挨拶したり声をかけたりする頻度が多くなります。
話す機会が増えると、お互い親密になっていきます。
ほとんど話なことのない人よりも、たくさん話す機会がある人の方が仲良くなれるのは、経験からわかっている方も多いのではないでしょうか。
ただしこの空間的近接がとくに効果を持つのは、知り合ってから比較的初期の段階だとされています。
恋愛の初期段階においては、相手と近くにいることが重要ですが、相手との関係が深まってくると、性格など他の要因が重要になってきます。
ただ近くにいるだけでは不十分なので、相手に対する気配りや思いやりを心がけましょう。