学び・資格

販売業における計数【費用区分】

変動費・固定費

固定費とは営業の準備と意地に必要な費用で、売上高に関係なく一定期間の総額が変化しない費用のことです。

これに対し、変動費とは売上に比例して増減する費用のことで、通常販売業では売上原価のみが該当します。

変動費:売上に比例して増減する費用

固定費:売上に関係なく必ずかかる費用

限界利益・限界利益率

限界利益とは

限界利益とは、売上高から変動費を差し引いて求めたもので、小売業における粗利益に相当します。

限界利益=売上高ー変動費

また『売上高ー費用=利益』という計算式中の「費用」と「変動費」と「固定費」に分けると、次のようになります。

売上高ー(変動費+固定費)=利益

この式をさらに組み替えると、以下のようになります。

売上高ー変動費=利益+固定費

限界利益=利益+固定費

つまり、限界利益とは、利益と固定費の合計になります。

限界利益率とは

限界利益率とは、限界利益を限界利益を売上高で割ったものです。

販売業における、粗利率に相当します。

この限界利益率は、売上高がいくら見込めるかといった販売予測を行う際に重要な役割を担います。

限界利益率=限界利益÷売上高

ABOUT ME
みっちぃ
教育大学心理学部を卒業後、小売業で10年以上店長・スーパーバイザーとして働きました。当時6,000億企業で新卒採用、会社ブランド再構築に携わりました。 自身の経験とコンサルティング先での問題解決から、簡単な小売・販売業の知識や悩みの解決方法を書いています。