登録販売者を受験しようと考えた時に、「独学でできるか?」「通信教育やスクールに通う方がいいのか?」考えると思います。
この記事ではそんな皆さんの悩みにお答えします。
登録販売者は独学で合格できます!
今まで登録販売者資格取得のサポートを何十人もしましたが、独学で合格しています。
勉強期間ですが、早い方だと3ヶ月くらいで合格しています。8月の試験を目指すのであれば、4~5月くらいから始めても十分に間に合います。
しっかり勉強期間を取っている方でも6~8ヶ月で合格しています。
働きながら勉強して合格されてる方が多いので、今から始める方も安心して取り組んでください。
とはいえ、ポイントを押さえて勉強しないといけません。
独学と通信教育を比較
まずはそれぞれについてまとめます。
通信教育は圧倒的な合格率と口コミの良さから「ユーキャン」を比較対象に選びました。
独学 | ユーキャン | |
3ヶ月~ | 勉強期間目安 | 8ヶ月(1日60分の勉強) |
テキスト:3,500円程度 問題集:2,500円程度 ※様々なものがありますが、 今までの合格者に勧めてきたもの。 | 金額 | 3,800円×13回 (テキスト・問題集・模擬問題など) |
なし | 合格サポート | あり (添削・メールで質問など) |
各科目の勉強配分を失敗しないように 勉強計画を立てることが大切。 | 備考 | 標準8ヶ月ですが、1日2~3時間勉強 できる方は3ヶ月で合格できます。 |
どうでしょう?
冒頭でお話したように独学でも合格できますが、通信教育の方が向いている方もおられます。
勉強にかかる費用を抑えて、資格取得したい方は独学で頑張りましょう。
受験期間に余裕があったり、自分で勉強計画を立てるのが苦手な方は通信教育を選んだ方がいいかもしれません。
ご自身の状況と相談して、勉強していきましょう。
試験の特徴と対策
3つのポイントを知ってから、学習をスタートする
登録販売者試験には、以下に挙げる3つの特徴があります。
その特徴を知ることで無駄な時間や労力を費やすことなく、勉強に集中することができます。
ポイント1 難易度が大きく異なる5科目から出題
登録販売者試験は以下の5科目から合計120問出題されますが、科目によって難易度が大きく異なります。
時間をかけるべき科目を後回しにすれば、試験日までに勉強が間に合わなくなります。
そのため「どの科目にどのくらい時間をかけるべきか」について、しっかり計画を立てておくことが重要です。
つまり、一番時間をかけるべき科目は、出題数が他科目の2倍ある第3章ということです。
この第3章では、「カタカナの成分名」や「漢字の読み方が難しい漢方薬」など、受験生を苦しめる暗記モノが多くなります。
ポイント2 合格基準と足切がある
試験の合否は、試験問題120問中の7割、84問正解なら合格です。
また、試験形式がマークシートなので、成分名も一言一句覚えなくても「アズレンスルホン酸ナトリウム」は「アズレン」、「マレイン酸クロルフェニラミン」は「マレクロ」程度の暗記で得点することができます。
一方注意が必要なのは、科目ごとの足切りがあることです。
都道府県によって異なりますが、3.5割または4割以下の科目が1つでもあると不合格となってしまいます。
苦手科目をつくらずに、勉強しましょう。
ポイント3 手引きの改定がある
登録販売者試験は各都道府県が試験問題を作成・実施するため、難易度に差が出ないよう厚生労働省からガイドライン(試験問題作成の手引き)が発表されています。
この手引きに改定が加えられることがあり、その場合は、試験前の3月30日に発表があります。
受験勉強は4月以降に改定の有無を確認してから始めた方がよいのでしょうか。
早いうちから勉強を始める予定している方なら、勉強はできる時からどんどん始めましょう。
改定といっても手引きの内容がすべて変わってしまうわけではありません。
そもそも「人体の構造と働き」や「医薬品の成分名」が変わりませんし、変更や追加があるとすれば第4章の「薬事関係法規・制度」などに注意しましょう。
まとめ
各科目の勉強配分だけ意識して、計画的に勉強していきましょう。
①テキストを読んで概要をつかみます。
全体を把握して、どういうことを勉強しないといけないかを確認します。
②第2章→第3章→第4章→第1章と第5章の順番に知識を定着させる。
この順番で勉強を行うと、第2章と第3章を連動させて覚えることができますし、ボリュームの多い科目を最後まで手をつけれなかったということも避けれます。
③ひたすら問題を解く。
問題を解いていろんなパターンに触れましょう。最終的に1問2分以内に解けるようにならないとダメなので、よく出る問題も勉強するうちに覚えることができます。
以上のようにきちんと計画を立てて、取り組めば独学での合格がみえてくると思います。
特に第3章は配点が高いだけでなく、学ぶことで実際に登録販売者として仕事をする時に必須の知識になります。
資格を取ることが最終目標ではないので、登録販売者として活躍することを思い描いて、頑張りましょう!
おまけ:通信教育
独学でも合格できるという記事でしたが、それでも不安な方は通信教育も視野に入れてもいいと思います。
ユーキャンのものであれば、合格までのスケジュールがしっかり組まれており、安心して勉強を進めることができます。
【ユーキャンをオススメする理由】
①学習計画がしっかりと組まれている。
②わからないことをその都度講師に聞ける。
③試験直前の勉強ポイントや模擬試験がある。
④手引きの改定があった際は、ポイントを教えてくれる。
⑤教育訓練給付制度(一般教育訓練)対象講座
※給付条件を満たしていると受講料の最大20%が支給されます。