学び・資格

販売業における計数【利益管理】

粗利益高とは

店舗は商品を発注し、在庫し、そして販売します。

この段階で売上高と売上原価が発生し、その差が粗利益高(売上総利益)です。

売上高ー売上原価=粗利益高

営業利益とは

粗利益高から店で要した経費を控除して、店の利益が算出されます。

この場合の経費は、その店のみで使われたことがはっきりしている費用、すなわち直接経費に限られます。

例えば、店の従業員の人件費、その店の販売促進のためにつかった広告宣伝費、消耗品費、通信費、水道光熱費などの、営業上必要な費用、さらに家賃、原価償却費、修繕費などの店舗を維持していくための費用など、これらを直接経費としてその店に計上します。

粗利益高ー直接経費=直接利益(関節経費控除前 営業利益)

この直接利益(関節経費控除前営業利益)のままでは、店の利益を純粋に反映しているとはいえません。

本部などで発生する人件費などの間接経費は、店が利益を実現するための費用になっております。

そのため、この関節経費を何らかの基準をもって店に配賦することになります。

直接利益ー関節経費=店舗利益(間接経費配賦後 営業利益)

ここまでをまとめると、

粗利益高ー営業利益【直接経費+間接経費】=店舗利益

ABOUT ME
みっちぃ
教育大学心理学部を卒業後、小売業で10年以上店長・スーパーバイザーとして働きました。当時6,000億企業で新卒採用、会社ブランド再構築に携わりました。 自身の経験とコンサルティング先での問題解決から、簡単な小売・販売業の知識や悩みの解決方法を書いています。