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販売業における計数【PI値】

PIとはPurchase Indexの略で購買指数のことです。

客数当たりの売上実績を一人当たりではなく「客数1,000人当たりの売上数量・金額」で表した指標です。

PIには2つあり、点数PIと金額PIで表されます。

点数PI値:

  点数PI値=(当該商品の期間販売点数÷期間販売客数)×1000

金額PI値:

  金額PI値=(当該商品の期間販売金額÷期間販売客数)×1000

例)

日付3月20日3月30日
客数500名1,000名
商品A
売価100円
売上個数:20個
売上金額:2,000円
商品B
売価200円
売上個数:30個
売上金額:6,000円
点数PI値(20個÷500名)×1,000
 =40個/1,000名
(30個÷1,000名)×1,000
 =30個/1,000名
金額PI値(2,000円÷500名)×1,000
 =4,000円/1,000名
(6,000円÷1,000名)×1,000
 =6,000円/1,000名

商品Aの方は点数PI値が高いことから、お客様の購入率が高いことが分かります。

その為日替わり商品や、店頭集客商品としての効果があることが分かります。

商品Bの方は金額PI値が高いことから、店舗の売上高確保にはBの方が貢献していると考えられられます。

目立つところ、手に取りやすいところに展開し、売上高アップの効果があることが分かります。

ABOUT ME
みっちぃ
教育大学心理学部を卒業後、小売業で10年以上店長・スーパーバイザーとして働きました。当時6,000億企業で新卒採用、会社ブランド再構築に携わりました。 自身の経験とコンサルティング先での問題解決から、簡単な小売・販売業の知識や悩みの解決方法を書いています。