学び・資格

先生が期待すると、生徒の成績は伸びる?

人は期待に応えようと努力します

多淫から期待をかけられていると、私たちはその人の期待に応えようと努力するようになります。

例えば、両親が「あなたは将来きっと素晴らし人間になれる」と期待をしていて、子どものころから声掛けをすると、実際その子どもは期待通り成長することが、多く見られます。

このように他者からの期待が効果を発揮して、人の行動を変えてしまうことを心理学ではピグマリオン効果といいます。

子どもを立派な大人にしたいのであれば、よい期待をかけてあげることが大切です。

勉強も仕事も期待をかけると伸びる

アリソン・スミスという心理学者は500名以上の小学校6年生から高校3年生までを対象に次のような実験を行いました。

スミスは、学期のはじめに、数学の先生に対してランダムで選んだ生徒について「この生徒は伸びます」という期待を与えました。

もちろん、ランダムで選んでいるので伸びる根拠は実際はありません。

それでも、そう伝えられた数学の先生は「この生徒は伸びる」と期待しながら、指導を行いました。

その結果、年度末に行った数学のテストで、期待をかけられた生徒の成績は前年に比べてはるかにいい結果になりました。

仕事でも同じことがいえます。

上司が部下に対して「この部下は伸びる」と期待をもっていると、実際に部下の能力が発揮され、期待通りの結果を出してくれることが分かっております。

人を育てる立場になった方は、意識して「期待」することが大切だといえます。

ABOUT ME
みっちぃ
教育大学心理学部を卒業後、小売業で10年以上店長・スーパーバイザーとして働きました。当時6,000億企業で新卒採用、会社ブランド再構築に携わりました。 自身の経験とコンサルティング先での問題解決から、簡単な小売・販売業の知識や悩みの解決方法を書いています。