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プロモーションが購買行動に与える影響は?

値引きとおまけはどっちがいいの?

販売促進に役立つ仕掛けをプロモーションといいます。

新商品の宣伝をしたり、ブランド価値を高めたり、ノベルティを配ったりと様々なプロモーションがあります。

プロモーションの種類には商品の値引きをする価格プロモーションとノベルティなどおまけをつけるおまけプロモーションがあります。

商品に対して「50%オフ」するのが価格プロモーションで、「1個買うと、もう1個無料」というのがおまけプロモーションです。

これらは値段としては、1個半額で買えるので同じことを意味していますが、どちらのプロモーションが有効でしょうか。

中国のチャイニーズ・アカデミー・オブ・サイエンシズのリーは「50%オフ」と「1個買うと、1個無料」の2つを比較する研究をしました。

その結果商品によって、好まれるプロモーションが違うことが分かりました。

よく使う商品はおまけが有効

牛乳や卵など、よく消費される商品はおまけプロモーションが有効でした。

よく使うから「もう1個もらえる」方が嬉しいと感じ、購買欲求を刺激しました。

一方あまり消費しない調味料などは50%オフの価格プロモーションが有効でした。

あまり使わないので、もう1個もらえるよりは、安く買える方がいいと感じたようです。

たしかにあまり使わない商品を無料だからといって、2個も3個も貰っても置き場所に困ります。

商品によって好まれるプロモーションが違うので、うまく活用することで、売上アップにつなげることができるといえます。

ABOUT ME
みっちぃ
教育大学心理学部を卒業後、小売業で10年以上店長・スーパーバイザーとして働きました。当時6,000億企業で新卒採用、会社ブランド再構築に携わりました。 自身の経験とコンサルティング先での問題解決から、簡単な小売・販売業の知識や悩みの解決方法を書いています。