ホンネは言葉ではなく、からだのサイン
私たちは言葉だけで会話しているだけではなく、からだも使ってコミュニケーションをしています。
こうしたコミュニケーションは、ボディランゲージ(身体言語)、あるいは非言語コミュニケーションと呼ばれています。
例えば、相手に何か依頼をしたときに「喜んでお手伝いします!」と快い返事をもらえても、不満そうな顔をしていたらどうでしょうか。「できればしたくたい」というのが、ホンネかもしれません。
相手のホンネや感情といものは、言葉によるコミュニケーションではなく、ボディランゲージによって表現されることが多いです。
したがって、言葉とボディランゲージが異なっている場合は、からだが発しているサインの方が相手のホンネだと解釈した方がいいのかもしれません。
「喜んでお手伝いします!」といいながら、困った顔をしていたら、依頼をやめた方がいいかもしれません。
相手は依頼されたことを全くしたいないと思っている可能性があります。
表情を見抜けると対人関係が円満になる
人間関係において、相手のからだの発するサインに敏感でなければいけません。
「空気が読めない人」というのは、相手の発するボディランゲージから、相手のホンネが読めない人のことをいうのかもしれません。
アメリカのベロイト・カレッジのカートンは、60名の大学生に対して非言語を解読する能力を調べる一方で、対人関係での良好度を測定するテストを行いました。
その結果、他人の非言語サインを解読するのが上手な人ほど、対人関係でもうまくやれることが判明しました。
相手の言葉にしっかり耳を傾けることは大切ですが、話の内容だけでなく、相手の表情やしぐさなどにも注目しなければなりません。
意識して行うことは非常に大変ですが、相手の話を聞きつつ、相手のからだのサインにも注意を向けることが上手になると、人間関係はもっと円満になるはずです。