心理士・コンサルタントのみっちぃです。
職場での悪口は、誰でも言ったり聞いたりした経験があるのではないでしょうか?
職場でのイジメに繋がるものは、もちろんよくありません。
ただし、悪口を通して起こるコミュニケーションもあると心理学ではわかっています。
悪口を言いあうのは親密さの表れ
職場では、悪口で会話が盛り上がり、会話に花が咲くことがあります。
他人の陰口を言ったり、悪口を言ったりするのは、ダメだとされていますが必ずしもそうではありません。
適度に悪口を言いあうのはガス抜き作用があります。
それにお互い軽口をたたくのは、親密さの表れでもあります。
アメリカの心理学者照り音は38歳から53歳までのミドル・マネジャーについて調べたところ、皮肉や悪口なども、必ずしも職場の雰囲気を悪くするものではなく、むしろチームの繋がりを強くする効果があることが分かりました。
つまり集団の一体感を高めることが研究で分かりました。
たしかに、心を開いていないと悪口やジョークを言いあいもできませんし、仲のいい証拠だということがわかります。
悪口をいうときにはルールがある!
ただし、悪口を言うのにはルールがあります。
あらゆる悪口がいいわけではありません。
テリオンによると、以下のルールがあることも示されています。
・その場にいない人の悪口は避ける
・自分の悪口を言われたら、自分から笑う
・悪口を言った人を怒らない
・特定の人ばかりをターゲットにしない
・あくまでもフェアに
こうしたルールを守るのであれば、悪口もまた集団に必要だといえるでしょう。
まとめ
上記にあげたように、特定の人に対して、嫌がっている人に対して、悪口を言うことは好ましくありません。
お互い信頼関係ができ、軽いジョークが対等に言い合える関係であれば、集団の一体感を高めるためのコミュニケーションといえるでしょう。
ルールを守ったうえでのコミュニーケーションなら、悪口も悪いものではないかもしれません。